昔母の友人がアパレルを開いてすぐ閉じたのを思い出した話
昔隣の家に住んでいた母の友人が服屋を開いて、本人がウキウキにお店を見せてたのをふと思い出した。
服のモデルを頼まれたりして、貴重なこづかいになったのを覚えている。
ぼくだけこづかいをもらうのがずるいと妹にせがまれ、こづかいをはんぶんこしたりもした。
数ヶ月して、その服屋はセールを始め、やがて閉店セールになった。
しばらくして、母の友人は離婚したらしいことを知った。隣の家は空き家になった。
事業に失敗して別れてしまうだなんて、とんでもない失敗をしてしまったんだなってそのとき思っていた。やらなきゃよかったのにと思った。
でも今思うと、その結果はそれはそれで運命だと思う。
大事なのは、服屋を開く勇気と挑戦と、それを維持して続ける努力そのものなんだと思った。
そのものという部分に価値を見いだせるようになったのは成長なのかもしれない なーーーーんて